会社・技術概要
iRepertoire 社は2009年にハドソンアルファバイオテクノロジー研究所内に設立された、免疫レパートリーシーケンス技術及び製品を開発し商品化した最初の企業です。
過去約10年間、iRepertoire社が開発した、免疫レパトアNGS解析に特化した独自のマルチプレックスPCR技術であるarm-PCR法の改善を続け、新しいプロセスやアプリケーションを開発してきました。このarm-PCRにより、T細胞及びB細胞で発現しているすべてのV(D)Jを包括的に増幅できますが、新たに開発したdam-PCR法は、同一アッセイで全7種の適応免疫鎖のプロファイリングや分子識別を可能とする市場で唯一のテクノロジーです。さらに、当社のシングルセル受託解析であるiPair法は、T細胞とB細胞の物理的にペアになった可変領域をキャプチャするために特別に設計された最初の解析技術になります。
iRepertoire社は、研究者の目標達成を支援するために、製品やサービスだけでなく常に新たな技術的発見や開発に情熱を持って取り組んでおり、多くのお客様に信頼されるパートナーになる事を目指しています。
受託解析サービスも提供しています。 サンプルを送付して頂くだけで、ライブラリ調製、シーケンス、データ解析までをiRepertoireで行います。
arm-PCR ( amplicon Rescue Mulitplex PCR )テクノロジー
arm-PCR(Amplicon Rescue Multiplex PCR)は、1回の反応で数百ものVDJ特異的プライマーを使用し、単一のサンプルからB細胞またはT細胞で発現しているすべてのV(D)Jを半定量的かつ包括的に増幅して、免疫レパトア解析に対する費用対効果の高い結果を提供します。
arm-PCRビデオ
シングルセル V(D)J解析
iPairテクノロジー
ヒトまたはマウスのシングルセルからのTCR-αおよびTCR-β鎖の関連するペアリング、及びヒトTCR-γおよびTCR-δ、BCR-IgHおよびBCR-K / L鎖の同系列ペアリング解析を最初に確立した技術です。シングルセルからの免疫受容体ヘテロダイマーの増幅が可能になります。iPair解析により、細胞ごとのゲノム多様性に関する包括的な洞察が可能になります。
iPair+テクノロジー
iPair +オプションにより、TCR-α / β VDJペアリングとともに、ヒトまたはマウスのシングルセル表現型分析が強化できます。
iRwebデータ解析サービス
*iRepertoire製品のお客様は、無償でデータ解析サービス (iRweb) をクラウドベースご利用できます。
REPSEQ | REPSEQ+ | ||
ARM-PCR | DAM-PCR | ||
対象サンプル | ヒューマン及びマウス | ヒューマン及びマウス (TCRのみ) | |
解析できる鎖 | TCR-alpha, TCR-beta, TCR-delta, TCR-gamma | TCR-alpha, TCR-beta, TCR-delta, TCR-gamma | |
BCR-lg Heavy, BCR-kappa/lambda | BCR-lg Heavy, BCR-kappa / lambda | ||
希少クロ―ンの発見 | +++++ | +++ | |
提供しているプライマー | ショート・リード及びロング・りーそ | ロング・リードのみ | |
In-house kits available? | 自動及びマニュアル操作 | 自動操作のみ | |
Compatibility in one reaction | 反応当たり1鎖 | 反応当たり1~7鎖 | |
ダュアル・インデックス | No | Yes | |
サービス: 再度の増幅 ? | 最初のプロセスが失敗した場合、1回の無料増幅 | 最初のプロセスが失敗した場合、各サンプルの無料増幅と再度の技術的対応 | |
無償の基本データ解析 | Yes | Yes | |
RNA発現レベルのUMI定量 | No | Yes | |
シーケンシング | 別売 | ||